タンガロイ
切削工具に認証活用。欧州規制を受け、対応を強化。

超硬工具大手のタンガロイ(川崎市、徳永昭大社長)は、切削工具や穴開け工具などで環境に配慮した製品の生産に乗り出す。業界団体が新設した認証制度を活用。温暖化防止や化学物質規制などに対応し、環境負荷を低減した製品をそろえる。欧州の「RoHS(ローズ)指令」施行などを受け、利用者から製品への環境配慮要請が高まっているため、対策を強化する。

超硬工具協会(東京・千代田)が3月に設けた「環境調和製品認証制度」を活用する。第一弾として、切削工具や穴開け工具の刃「TACチップ」やドリルなどの10種類について月内に申請する。早ければ6月にも取得できる見通しだ。今後は発売するすべての製品を環境配慮型製品にするとともに、従来製品についても改善していく考えだ。
そのために社内の「商品化会議」で認証制度に対応しているかどうかの調査を義務化した。開発者全員に制度をはじめ環境対策の社内教育を実施した。原材料の調達、生産、流通などでも対応を進める。

欧州連合(EU)は化学物質規制について、有害物質の使用規制RoHS指令に続き、6月から企業に使用物質の登録・安全性評価を求める新制度「REACH(リーチ)規則」を導入する。タンガロイはいち早く取り組みを始めることで、製品の競争力向上につなげる。 認証制度の対象となるのは、発売後1年を超えず、RoHS指令で原則使用が禁じられている鉛など六化学物質を本体と包装材に含まない新製品。調達、製造、開発、包装、物流、廃棄・リサイクルの各段階に設定した課題について一定水準以上であれば認証を取得できる。

認証を受ければ証明する「環境ラベル」販売活動に使える。(2007.4.10日経産業新聞)

タンガロイ 環境への取組み